今月のCV（コンバージョン）概況を知る

今月のコンバージョン（キーイベント）について、前月、過去の最大、最小、平均の値と比較を行うことで、単純な増減だけでなく、過去の傾向から見える相対的な数値を検証します。
後プロンプトでは、PVとコンバージョンの推移を表示し、その相関性を評価します。

このプロンプトは、GA4でキーイベントの設定を行っているサイトでの利用を想定しています。

パラメータの指定CVはコンバージョンだけでなくカスタムイベントや標準イベントも指定できるので、コンバージョンとしても扱えるイベントがあれば、このプロンプトで利用することができます。パラメータを変えることで複数のCVを対象に実行できます。また、パラメータの指定CVをカンマで区切って複数のイベントを指定することで、複数のCVを対象に分析を実行できます。

パラメータの指定CVは、ドメインレポートの「イベント・コンバージョン」でメイン・コンバージョンに設定されているものがデフォルトとして選択されます。

別のコンバージョン、イベントで分析したい場合は、パラメータの指定CVを変更してください。ワードメニューの「CV」タブから選択すると便利です。

期間のデフォルト値は、当月を含む半年または1年ですが、GA4にてキーイベントの設定を行い、計測できるようになった期間が短い場合は、期間を「CVの計測開始月～今月」に変えた方がよいでしょう。PV同様、「2025年1月～今月」や「前月までの半年」など、用途に合わせた任意の期間に変更可能です。

後プロンプトでは、PVとの相関性をチェックしています。CVがPVと本質的に連動すると仮定できるサイトにもかかわらず、相関性が低い場合は、集客施策に問題がある可能性があります。
CVと連動するPVのパスが限定される場合には、ドメインレポートに対象ディレクトリを加えたうえで、後プロンプトでPVを取得するパスを限定します。

CVは月次の基本指標なので、自身のサイトに合った毎月確認する基本プロンプトを作成し、「保存済みプロンプト」に保存しましょう。

ECなどの取引系サイトや、製品サービスのプロモーションサイト、サービス提供サイトなどCVが明確なサイトでの活用が有効的です。

今月のCVを前月との差だけでなく、過去の最大、最小、平均の値と比較することで、増減だけでなく、過去の傾向から見える相対的な数値で判断できます。比較する対象に、年度初月や1年前などを加えるなど、要件に合わせたアレンジも容易です。

CVが連動すると仮定できるディレクトリが限定される場合は、そのディレクトリをドメインレポートに追加したうえ、「パス（○○○）のPV」と限定をかけてください。
指定できるパスは、ワードメニューの「パス」で選択できます。

相関性とは？
AIが計算する相関性は、+1〜 -1の間の値をとり、0に近づくほど相関性はなく、+1にいくほど正の相関性が強く、-1にいくほどに負の相関性が高くなる値です。

PVとCVは一般に、正の相関性があるので、値が低い場合には原因を考察する必要があるでしょう。