急増した広告分の平均ページ回遊数を推計する

トレンド分析・分析表&グラフ作成
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急増した広告からのページ遷移数を、通常期との差分により、簡易的な計算で求めます。広告LPの評価の1つとして利用できます。1つ目のプロンプトで対象データの取得、2つ目のプロンプトで実際の計算を行います。なお、広告流入の増加月が定常期と大きな差がある場合に限り有効です。
ID Ver. 11008 1.1
タイトル 急増した広告分の平均ページ回遊数を推計する
プロンプトの分類 二段階分析パターン
プロンプト 広告の定常月と、増加した月の、PV、流入、広告流入、平均ページ回遊数の一覧を作成して
パラメータ 定常月:2025年3月 広告増加月:2025年4月
後プロンプト 増加月に増えた広告での平均ページ回遊数を推定したい。 増加分以外の広告流入と広告以外の流入の平均ページ回遊数は定常月の全体の平均ページ回遊数と同等だったと仮定して、増加月に増えた広告での平均ページ回遊数を求めて。その時の式も教えて。
消費トークン 3,700 | 4,300
レスポンス 20秒 | 15秒

分析詳細・カスタマイズ

サイトでは一時的に、PVが平常時の2倍、10倍となるような広告強化を行うときがあります。そのような時に使うことができる、広告からの訪問者の平均ページ回遊数を簡易的に計算するための方法です。正確な数値はGA4の探索レポート等を使って広告のチャネルのディメンションで取得しますが、手元で簡単に計算できる方法です。

プロンプトの実行には前提として下記の3つに当てはまっている必要があります。

  1. PVの大幅な上昇があり、その上昇部分が、新たな広告からの流入であると想定できる
  2. 上昇幅は2倍以上で通常の変化ではあり得ない
  3. 広告を入れていない安定した定常月のデータがある

計算方法は単純で、大幅に増えた月の広告以外は定常月並みと考えて、その分のPVを計算し、大幅増の月のPVから引くことで残りのPVを増えた広告流入で割ります。

計算は2段階のプロンプトで実行します。まず、最初のプロンプトで必要なデータの一覧表を作ります。後プロンプトでは、それらを使って実際の計算を行います。計算式も出力するため、どういった値なのか確認することも可能です。

このプロンプト自体のカスタマイズも可能ですし、さらにこの続きで、簡易計算した値を使って検算させることも可能です。

このような形で、様々な仮説をもとにAIに計算をさせることができます。その際は、このプロンプトのように、まずは使うデータを揃えること、その次に計算させるという2段階にすることで、より正しい計算をAIに指示することができます。データの収集と計算を同時に実行すると計算した値が正確でない場合があるので注意が必要です。

出力例(プロンプト)

これは計算のための前準備となるデータです。このデータを出力できれば、AIによって計算が可能です。

ご要望の「広告の定常月(2025年3月)」と「広告増加月(2025年4月)」について、PV、流入、広告流入、平均ページ回遊数の一覧をまとめました。

年月PV流入広告流入平均ページ回遊数
2025年3月(定常月)6,1562,087882.95
2025年4月(広告増加月)18,9548,6725,7972.19

ご参考ください。

出力例(後プロンプト)

実際の計算は式を入れる必要がありません。考え方を大雑把に支持するだけで実行できるし、カスタマイズも容易です。計算の後に様々な質問をすることで有意義な分析も可能です。

ご要望の「増加月に増えた広告での平均ページ回遊数」は、約1.79となります。

このときの計算式は下記の通りです。

(増加月の全PV −(増加月の広告増加分以外の流入 × 通常月の平均回遊数)) ÷ 増加月の広告増加分流入

この式に当てはめて算出しています。